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「箱→卵」歴史的デザインへ
販売台数を伸ばし続け、2006年に初めて200万台を越えた軽自動車。今や乗用車の3台に1台が“軽”の時代。デザインも大きく進化し、限られた空間を最大にとった箱型から脱却したのが特徴で、なんと言っても2006年1月に発売されたミツビシ“i(アイ)”は、軽自動車として初めて『グッドデザイン大賞』を受賞。少し前までは「白物家電」と言われ、実用性第一であった軽自動車が変わり始めています。
“軽”と言ってもクルマは維持費がかかるものということが前提にはなっています。その中でもやっぱり気になるのは「燃費」!
国土交通省で公表している燃費の良い軽自動車ランキングを見てみると、
| 1位 |
ダイハツ「ミラ」 |
30.5㎞/ℓ |
| 2位 |
ダイハツ「エッセ」 |
26.0㎞/ℓ |
| 3位 |
スズキ「アルト」 |
24.5㎞/ℓ |
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上位ベスト10はすべて22㎞/ℓ以上と素晴らしい燃費性能を誇っています。では、普通自動車はどうでしょう。
| 1位 |
ホンダ「インサイト」 |
36㎞/ℓ |
| 2位 |
トヨタ「プリウス」 |
35.5㎞/ℓ |
| 3位 |
ホンダ「シビック」 |
31.0㎞/ℓ |
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上位3車はハイブリットカーであり、30.0㎞/ℓ以上になっています。上位ベスト10は20.0㎞/ℓ以上と軽自動車に引けをとりません。
ではなぜ軽自動車へのシフトが起こっているのでしょうか?
ご存知とは思いますが、軽自動車の燃費の良さはもちろん、優遇された税金や保険料などの経済性の高さが最大の魅力になっているのではないでしょうか。最近では、居住性や操縦性も格段に進歩してきたのも人気の理由の一つでしょう。これまでは軽自動車のこのような理由からある一定の人気を確保していました。しかし、ミツビシ“i(アイ)”を始め、これからの軽自動車は、各ユーザーがこだわることのできるデザインや個性的なスタイルを求めた女性をターゲットになってきていることは確かです。
実は2006年には軽自動車のフルモデルチェンジが11車種もありました。各メーカーが開発に力を入れ、ユーザーのニーズを細かく汲み取ろうという姿勢が強く感じられます。近未来を感じさせる形のミツビシ“i(アイ)”が評価されたのは『先進的なデザイン』。エンジンをミッドシップ(後輪の車軸前)に置き、卵に4つのタイヤを付けたような「ワンモーションフォルム」を実現。これはクルマのデザイン史に残ると言われるほど。
広い室内空間が売りでハイトワゴンの先駆けともなったスズキ“ワゴンR”は今でも人気はあります。これに対してミツビシ“i(アイ)”は月間販売台数を比べると“ワゴンR”にはまだ及びません。しかし、他の各メーカーが同じような形のクルマを発売し始めています。
ダイハツ“ムーブ”のフルモデルチェンジ、スズキ“セルボ”の復活とこれほどまでに卵形のデザインに変化してきたのはなぜでしょう?ギリギリの限られた規格(長さ3,395㎜ 幅1,475㎜)の中で生き残るために『デザイン』が重要視され、軽自動車の新しいカタチとして小さくても存在感のある「卵型フォルム」が多くなってきたのではないでしょうか。
近未来的な卵形は、現在のユーザーが求めるニーズ・時代・個性、そして環境に合わせて軽自動車が進化した結果なのかもしれません。
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